こんにちは、IKEです!
新入社員として入社した会社で厳しい指導を受けたことがある方はいらっしゃるでしょうか。
甘えたぬるい指導は成長に繋がらないという考えのもと厳しい指導というものは行われます。
しかし、本当に厳しい指導というものは成長に繋がるのでしょうか。
今回はそんな厳しい指導について詳しくお話させていただきたいと思います。
厳しい指導は実は逆効果
結論から言ってしまうと厳しい指導というものは成長させるには逆効果となります。
これは何故かと言うと、厳しい指導によってその指導の対象が恐怖の対象になるからです。
例えば会社での新人の指導です。
もしも新人がちょっとしたミスをして、そのミスを厳しく責め立てたとします。
そうすると確かに新人は次はミスを起こさないようにと気をつけますが、厳しく責められたことによりミスをすることに対して極度に恐怖を覚えて自発的に行動するのを避けるようになってしまいます。
また、厳しい上司というものは非常に話かけにくいですよね。
わからないことがあって質問したくても「質問して怒られたら嫌だな…」と思い、わからないことを聞くのをためらってしまいいつまでたっても進歩しなくなってしまいます。
これが厳しい指導が逆効果であると言える理由です。
厳しい指導は必要あるのか
そもそも厳しい指導を行う必要があるのでしょうか。
厳しい指導によって相手が成長すると考えている方にはもう少し良く考えてもらいたいです。
まず会社で新人がミスをした場合ですが、新人は決してミスをしたくてミスをしたわけではありませんよね。
ミスをしたら必ず次は気をつけようと注意しなくても気をつけます。
そんな自分でも自覚していることを鬼の首を取ったように責め立ててしまっては反省よりも怒りや自責の念の方が強く表れてしまいます。
「なんでこんなに怒られなきゃいけないんだ」
といった怒りや、
「こんなに怒られるなんて自分はなんてダメなんだ…」
と必要以上に落ち込んでしまったりします。
こうなるとミスをしたことを反省することはすっかり蚊帳の外になってしまい、上司に対して反抗する気持ちが強くなってしまったり自発的な行動が億劫になってしまいます。
こういったデメリットがあるのに厳しい指導をする必要が果たしてあるでしょうか?
丁寧に指導した方が良い
厳しい指導をしてもメリットなんてほとんど無く、デメリットばかりです。
そのため逆に丁寧に指導するようにしましょう。
丁寧に指導することによって、新人もその上司に親しみやすくなります。
そのため質問をしやすい環境ができたり、その上司に報いようとがんばるようになるんです。
厳しい指導によって恐怖の対象になるのではなく、尊敬されるように丁寧な指導をする方が後々のためになります。
厳しい指導が必要な場合
ここまで厳しい指導に対して否定的なことばかりお話してきましたが、厳しい指導が必要な場合があります。
それは新人が酷い怠け者だった場合です。
何回注意しても悪びれることなく遅刻を繰り返したり、勤務中にサボったりするような怠け者です。
このような人物は優しく論してしまったら「この人全然怒らないからどうでもいいや」とつけ上がってしまいます。
このような怠け者は厳しい指導によって「この人怖いから気をつけなきゃ」と改善することが出来ます。
もっとも本当は厳しい指導なんてされなくても自分から改善してもらいたいのですが、これは仕方ないと言えるでしょう。
このように怠け者には厳しい指導は効果があると言えるでしょう。
無駄に厳しい指導をされたら
上司に厳しすぎる指導をされるのはストレスが溜まってしまいますよね。
また怒鳴られたりするのも嫌になるので、会社に行くのも億劫になってしまいます。
それならさっさと退職をしてしまった方が良いと僕は思います。
別に悪いことをしているわけではないのに、無駄に厳しくされる必要は無いからです。
辞めるときにはその無駄に厳しい上司が
「根性の無い奴だったな」
なんて言うかもしれませんが、こんなの気にする必要ありません。
その無駄な厳しい指導のせいで、せっかくお金と時間をかけて採用した新人が退職してしまったんですよ。
残ってくれていればもしかしたら将来有望だったかもしれない人材をです。
そんな先のことを考えられないような上司の元なんて離れてしまって正解だと僕は思います。
パワハラの可能性もある
厳しい指導ならまだマシで、指導と称してパワハラをしてきている可能性もあります。
もしも今指導があまりにも厳しいと感じたらパワハラを疑いましょう。
そしてパワハラだと確信できたら退職などの対策をするようにしてください。
まとめ
厳しい指導というものは怠け者に対してしか効果がありません。
本当に反省している人物には厳しい指導というものは逆効果になります。
指導する立場にある人は相手によって効果的な指導ができるよう意識していただけたらと思います。